岩手県に

行ってきた。
介護職・看護職として、何かできることはないかと思って、静岡県ボランティア協会の常務理事に電話したところ、(たまたま)今日行くよ、というので、急いで、夜行バスのチケットをとって、同行させてもらった。
遠野市に、静岡県のボランティアの拠点があり、そこから、遠野市長、釜石市長に会いに行き、大槌町の避難所、山田町を回って、帰ってきた。
言葉が出ない。ため息しか出ない。がれきしかない。町がない。どこから、どうやって手をつけていいのか…途方に暮れるっていうのは、こういうことなんだろうなって思った。
遠野市には、社会福祉協議会に「遠野まごころネット」という組織を立ち上げ、ボランティア活動などのコーディネートなど支援を行っている。災害時の救援モデルケースになるようだ。
今、がれきの撤去をしているボランティアがいる。腐敗したさんまのにおいや脂にまみれて、がれきをどかせば、下からご遺体(子供を抱えたままの姿の母親も)が見つかったり、ボランティアも心身ともに疲労していると思う。自己完結だから、ボランティアさんの心身のケアをしてくれる人も余裕もないんだけど、強い心と体のある人でないと、務まらないかも…。
まごころネットでは、毎日18時半から、ミーティングを行っている。このミーティングに同席させてもらったけど、これは、勉強になった。代表のリーダーシップ、素晴らしかった。目指したいと思った。「いいとか悪いとか、じっくり検討している時間はないんです。とにかく、やってみて、それをオープンにして、みんなから、意見を言ってもらって、それで、やっていくしかないんです。」って。スピード対応が迫られている緊急事態だからこそ、リーダーシップが求められるんだよね。
帰ってきて、気持ちがずーっしり重くなっちゃって、しばらく立ち直れなかった。行った日が、たまたま?どんより曇り空で、お日様に当たれないことが、どれだけ体に悪いか、とにかく、ぐったりだった。
今回、行って、見て、改めて、当たり前のことを感謝せずにいられなくなった。家族揃っていて、布団で寝られ、食べたいものが食べられ、自由があり、働けて、青空が見れて、お日様に当たれて…幸せです。ありがたいです。
避難している人たちのニーズが、変わってきているようだ。今、県外の介護職・看護職として、お手伝いするのは、難しそうだ。もう少し、時が経って、私でも役に立てることがあれば、行きたいと思う。
今回は、貴重な経験をさせてもらった。

社長に感謝
スタッフに感謝
家族に感謝
みなさんに感謝…


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